Birthday story,  恋愛小説,  誕生日企画

Birthday story 1

誕生日企画

Birthday story 1

 

 

 

 

知「二宮さん、ちょっとご相談したい事が有るんですけど・・・」

N「え?俺に?」

知「はい。今夜お時間って有りますか?」

それは、後輩の知念が俺の番組にゲスト出演の為に収録でやって来た日の事だった。
彼がうちのリーダーの事が大好きな事は、周辺の人間は勿論のこと、
近頃じゃ世の中の人にだってもうかなり浸透してて今更聞かなくたって
俺に相談と言えばリーダーの事に決まってるんだ。

N「え?何よ?相談って・・・リーダーとならこないだ飯行ったじゃん。」

知「あ、ええ。それはそうなんですけど・・・」

N「あのさ、前にも言ったと思うけど、俺はリーダーとは何も無いからね?」

知「・・・そうなんですか?」

完全に信じてないな。

N「だから、俺に相談なんかしたところであの人の事では何も力になんてなれないよ。」

知「あ、別に大野さんとの事を先輩に取り持って貰おうとか、そういうんじゃないんです。
  そんなことが可能ならとっくにアドバイス貰ってるし・・・」

N「ん?だったら相談って何よ?」

知「お願いしますよ。そんなにお時間捕らせませんから。」

N「ええっ・・・わ、分かったよ。それじゃ収録終わったらどっかで飲む?」

知「わぁ、有難うございます。」

決して悪い奴じゃ無いんだよ。この子は上下関係や礼儀もちゃんとわきまえてるし。
ただね、何か知んないけど、昔からそうなんだけど俺の事を敵対視してくるというか、
妙に意識してるのは明確なんだ。
今日だって、何だかんだ言いながらも結局相談ってのはリーダーの事なんだろう。
まぁ、聞くだけなら聞いてやってもいいけどね。

そして番組の収録が終わり、俺は約束通り知念と二人で局からそう離れていない
以前メンバーと行った事のある個室のある居酒屋に予約を入れて行った。

N「・・・で?相談って?」

知「実は、大野さんに誕生日の時プレゼントは何がいいかって聞かれて、すっごい悩んだんですけど、大野さんと温泉行きたいって言ったんです。」

N「お、温泉?」

知「そうなんですよ。ほら、大野さんから頂けるならどんな物でも確かに嬉しいのは嬉しいんですけど、何か思い出が欲しいって思って。
  丁度僕の誕生日って嵐さんがライブの真っ最中って時でしょ。だから、ライブが一段落したらって言ってくれてて・・・」

N「へ、へえ・・・連れてくって言ったの?あの人?」

知「ええ。ただ、先日お会いした時にそろそろ行くかって誘われたのは良いんですけど、今度は僕の方がスケジュール詰まっちゃって・・・ホントついて無いんですよねぇ。」

N「それは仕事優先にするのが当然だと思うけど。リーダーにはそのまんま断ればいいんじゃないの?」

知「ええ、それはそうなんだけど、よく考えたら二宮くんもう直ぐお誕生日ですよね?」

N「え?あ・・・う、うん・・・そうだけど?」

知「丁度いいなと思って。」

N「ええっ?丁度いいって何が?」

知「僕からのお誕生日プレゼントですよ。」

N「いや・・・待って?それと俺の誕生日と何の関係が有るんだよ?」

知「これは僕からの二宮君への誕生日プレゼントってことで。」

N「はぁ?」

知「どうぞ温泉、僕の代わりに行って来て下さい。」

N「い、意味が分かんないよ。何でお前が行けなくなった事で俺の誕生日プレゼントが温泉になるわけ?」

知「他の人と行かれるよりマシなんで・・・」

N「リーダーが?ないないない(笑)」

知「いえ、温泉は大野さんも行きたいって言ってましたから。」

N「だからって、他の人を誘って行くなんて面倒なことあの人がすると思う?」

知「思うからこそ二宮さんに相談してるんじゃないですか。」

N「無いって。」

知「例えば加藤君とか、小瀧とか・・・」

ああ・・・そう言われてみれば確かに居ない事もないか・・・

知「お願いしますよ。二宮君にしか相談できる人いないんです。」

N「な、何で俺?」

知「さっきも言いましたけど、これは特別な僕からのお誕生日のプレゼントですよ。
  受け取って下さい。」

N「ええ~でも温泉とかあんま俺興味ない人なんだけど・・・」

知「温泉は興味なくても大野さんには興味あるでしょ?」

N「だから興味ってなんだよ?」

知「僕は知ってるんですよ。昔から二宮君は僕側の人間だってこと。」

N「えっ・・・?」

知「二宮君は僕と同じで熱狂的な大野智のファンなんですよ。
  ね?そうでしょ?」

N「ね、熱狂的って・・・」

知「とにかく、他の人にこの権利は譲りたくないんです。
  僕は大野さんにまだ行けない事を伝えてないので、
  これはサプライズで僕の代わりに二宮君に行って貰いたいんです。」

どんだけ勝手な事言ってくれてんのさ。
でも、知念が言ってる事、満更全部が全部デタラメでもないんだよな。

N「あ、あのさ・・・知らないよ?」

知「何がですか?」

N「おまえ、絶対俺を行かせた事を後悔すると思うよ?」

知「えっ?」

N「それでも文句ないって約束できるなら、その権利譲り受けてやってもいいよ。」

知「本当ですか?・・・あ、でも後悔するってどういうことですか?」

N「教えてやっても良いけど・・・それは自分で考えろよ。」

知「い、良いですよ!行ってくれるなら僕は後悔とかしません。」

N「じゃ、決まりな。あ、それじゃ俺の空いてる日だけど・・・」

って事で、俺は妙なきっかけで知念の誕生日プレゼントを譲り受けてしまう事になった。

つづく

妄想小説が好きで自身でも書いています。 アイドルグループ嵐の大宮コンビが特に好きで、二人をモチーフにした 二次小説が中心のお話を書いています。 ブログを始めて7年目。お話を書き始めて約4年。 妄想小説を書くことが日常になってしまったアラフィフライターです。

2件のコメント

  • 3240

    こんにちは
    二宮バースデーのお話ありがとう‼️
    知念君は、何か企んでる?それとも諦めてニノちゃんに譲る気か?いやそれはないと思う。展開楽しみに待ってます。

    • 蒼ミモザ

      3240様、こんばんは。
      お待たせしてすみません(;^ω^)
      お誕生日なんで、取り急ぎアップさせて頂きました。
      色々初回から妄想膨らんで下さって嬉しいです。今回もまたお付き合い宜しくお願いしますね。

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