Birthday story,  誕生日企画

Birthday story 8(最終話)

誕生日企画

Birthday story 8(最終話)

 

 

寝たふりするなんてズルい・・・
でも、俺も何だかんだ言って完全にリーダーのキスを受け入れていた。

ちゅっ・・・くちゅ・・・ちゅっ・・・

リーダーの尖った舌先が俺の口内に深く絡みつく。

んはっ、んんんっ・・・っん・・・

もう、さっきみたいな邪魔は入んないとは思うけど、一応・・・

N「んっ・・・ゴメ・・・ちょ・・・待って。」

O「うっ・・・何?」

N「うん。いいからちょっと待って。」

俺はベッドから起き上がって部屋の鍵をチェックしに行った。
それから、スマホの電源も落として、邪魔になり得るもの全てを遮断した。
そんな俺の様子を見て、リーダーがクスクスと笑い出した。

O「何だよ?それ・・・」

N「ええっ?だって、邪魔とかされたら気分悪いでしょ。」

O「んふふふっ・・・」

N「な、何だよ?あなたは邪魔されても平気なの?」

O「平気とかじゃないけど・・・実はさぁ・・・」

そう言いながら、リーダーは着ていた服を脱ぎ始めた。

N「実は・・・何?」

O「今回、侑李にニノと交代してって頼んだのはおいらなんだよね。」

N「はっ?」

O「侑李が誕生日のお祝いに温泉に行きたいって言ってたんだけど、おいらが今月時間出来そうだからって誘ったら、忙しいからってキャンセルしてきたんだよね。」

N「そ、それは俺も聞いてるよ?」

O「うん・・・でさぁ、ニノも誕生日じゃん。」

N「そうだけど・・・」

O「だから、ニノと交代してって侑李においらから頼んだんだよ。」

N「ええっ?うそ?」

O「ホント。」

N「よ、よくあいつそれで納得したよね?」

O「いやぁ、流石に拗ねてた。」

N「だろうな・・・んでも、どーしてそれなら直接俺を誘わなかったの?」

O「だって、直接誘っても本気にしてくんないと思ったしさ、侑李が絡んでくれた方がニノは来てくれると思った。」

N「それってどういう意味ですか?」

O「だってニノは侑李に過剰に対抗心燃やすじゃん。」

N「べ、べつに俺は対抗心なんて。だいいち、俺あんな奴に最初から負けてないって思ってるんで・・・」

O「んふふ・・・そうか。」

N「そ、そうだよ!」

O「んじゃ、始めよっか?」

N「えっ?は、始めるって・・・何を?」

O「ニノもそのつもりだったでしょ?」

笑いながら俺の肩を抱いた。

N「待って!」

O「えっ?何だよ?まだ何かあんのか?」

俺はリーダーの頬を両手で包んで自分の方から唇を重ねた。
そしたら、そのまんまベッドに縺れて倒れ込んだ。
リーダーが俺にキスをしながら、羽織ってた浴衣の袂に右手を潜り込ませようとしたから、俺はその手を掴んで全力で拒んだ。

O「えっ?何で?」

N「俺のこと騙した罰です。」

O「えっ?騙したって・・・これはサプライズじゃん。」

N「何がサプライズだよ!もうダメ!今日はここまでです。」

O「ええええっ?そんなぁ・・・」

N「ふざけんじゃないよ。まさかこれが俺への誕生日プレゼントとか言わないよね?」

O「え・・・ダメなの?」

N「駄目でしょ。」

O「だってニノもその気になってたじゃん。」

N「なってましたよ。さっきまではね・・・なってましたけど、それならこの続きはあなたの誕生日に俺がお返しにプレゼントってことで・・・」

O「えええっ?」

N「さっ、せっかく裸になったんだから、そのまま風呂に入って来なよ。」

O「そ、それじゃニノも!」

N「俺はもう結構です!いいからさっさと入りなさいよ。暗くならないうちに帰るよ!」

O「マジかぁ」

リーダーは渋々と俺から言われて家族湯に入った。
俺は可笑しくて一人ベッドの上で笑い転げてしまった。

そっか。これはリーダーと知念からの俺へのサプライズのプレゼントだったんだ。
勿論、あのまま素直に受け入れても良かったけど、あえて拒んだのはある意味俺の作戦でもある。
リーダーの誕生日まではまだ半年程あるけど、それを楽しみに過ごした方が数倍嬉しいに決まってるもの。

風呂から上がったリーダーは、悶々としてたみたいで露骨につまらなそうな顔してた。
けど・・・

O「おいらの誕生日の時は絶対だぞ!」

と、帰りの車の中でもずっとそれを繰り返し言い続けてた。
そりゃあ、俺だって惜しい事したと思ってる。
この人の事を独り占め出来る絶好のチャンスでは有ったのだから、みすみすそれを手放したのと同じ。
でもね・・・完全にリーダーが俺だけを見てくれてるって事が分かっただけでも、俺にとっては最高の誕生日プレゼントだって思ってる。

N「ハイハイ、あなたの誕生日ね。俺が忘れなかったらね(笑)」

俺はちょっと意地悪に返事をしてみせて、口を尖らせて怒ってるリーダーを上目遣いに下から覗き込みながら助手席のリーダーの右手をギューッと強く握りしめた。

 

 

終わり

 

 

 

 

 

あとがき

最後までお読み頂きありがとうございました。
パスワードモードにしようか悩みましたが、智くんのお誕生日までお預けにします(笑)
あしからず・・・

妄想小説が好きで自身でも書いています。 アイドルグループ嵐の大宮コンビが特に好きで、二人をモチーフにした 二次小説が中心のお話を書いています。 ブログを始めて7年目。お話を書き始めて約4年。 妄想小説を書くことが日常になってしまったアラフィフライターです。

2件のコメント

  • 3240

    ニノちゃんのバースデーストーリーありがとうございました。

    まさかのどんでん返し!ニノちゃんすねちゃいましたね!
    お互いにすきなのに、素直になれないんですよね!特にニノちゃんは!
    今回は、知念君よくゆずりましたね!

    智くんのバースデーストーリーも楽しみです。

    • 蒼ミモザ

      3240様何時もありがとうございます。

      お話を書いてくうちに、普通の流れで結ばれるよりもこういう感じの方が大宮らしいかなぁって・・・
      智くんのお誕生日までニノちゃんが待てるかって話ですが(笑)
      11月まで楽しみにお待ちください(^^)

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