君への想いを,  更なる試練,  第15章

更なる試練③

第15章

更なる試練③

 

 

 

今日はドラマの収録は休み。
なんかホッとする。
だけど仕事自体はギッシリ詰まってる。

レギュラー番組の収録に
ツアーのグッズの写真撮影に
雑誌の取材に・・・

仕事の合間に台本開けて
明日のドラマの台詞を覚える。
ニノが俺の隣に腰掛けて
耳元でコッソリ俺に話し掛ける。

和 『全然あなた余裕無さそうだけど大丈夫なの?』

智 『あ・・・ニノ。うん、なんとか頑張る。』

和 『リーダー、このドラマ終わったら纏めて休み貰ったら?』

智 『くれっかなぁ?』

和 『2,3日は貰えるんじゃないの?』

智 『ん、でもさ・・・俺一人で貰ってもなぁ。』

和 『たまにはさ、好きな釣りでも行ってきたら?
最近全然行けてないでしょ?』

智 『そうなんだよなぁ・・・。でも今休みが有ったら
俺はニノとどっか旅行に行きたい。』

和 『ホントに言ってるの?///』

智 『当たり前じゃん。』

和 『一緒に休みはなかなか厳しいよね。』

智 『半年先までギッシリだろうからなぁ』

和 『その気持ちだけで嬉しいよ。1人で存分に釣りして来なよ。』

智 『ニノ・・・』

もう愛おしくて、思いっきり抱き締めたいところだけど
ここは楽屋で他のメンバーも居るんで
それは出来ないんだよな。

雅 『ニノとリーダー、さっきから何コソコソやってるの?』

和 『違うの、この人欲求不満だっていうから(笑)』

智 『え?ええ?』

潤 『ニノがお相手しないからでしょ?(笑)』

和 『そうなのよ(笑)もう、しつこくてぇ・・・』

翔 『なんだ?その会話・・・普通過ぎて引くわ。』

智 『違うわっ。長台詞噛んじゃうから、どうやったら
噛まなくなるか聞いてただけやっ!』

雅 『あー、リーダー?そろそろチューとか有るの?』

智 『無いな・・・』

翔 『大野さんのドラマ、ラブはラブでもコメディだからなぁ(笑)』

潤 『油断した頃に有るんだよ、きっと(笑)』

智 『ええ?そん時は松潤で練習させてくれ。』

俺は冗談で言ったんだけど
ニノから太腿をギューッと抓られた。

和 『キスシーンの練習とかやってる人、俺は観たことないですけど。』

何食わぬ顔で話しやがって。
痛てえなぁ・・・クソォ・・・

潤 『俺は練習にならないでしょ?
何ならニノに練習相手お願いすれば?』

ニヤリと意味深に笑う。
そんなの言われなくてもとっくにやってるってえの。

それにしても、俺に釣り行けって
ニノから言ってくれるなんて
嬉しかったけど、それよりも何よりも意外だった。
仮に釣りだとしても俺が外泊なんて
ニノは平気なのかな?
俺なんてニノが2日帰らなかっただけで
頭どうにかなりそうだったけどな・・・。

なんかそれはそれで寂しい気もする。

だけど、実際これからまた釣りもいいんだよな。
まだ休みとか貰った訳でもないのに
俺は想像しただけでテンションが上がる。

一番良いのはニノも休みで一緒に釣りに行けたら最高だよな。
船に乗らずに岸から釣る釣りなら一緒に出来るしさ・・・。

精神的に追い込まれてた俺は
そのニノの提案のお陰で少しだけ元気が出て
その日の収録は生き返ったように
いつになくアドリブで喋ったりして
テンションが高くなってた。

俺は帰りの車の中で
早速休みの件を聞いてみた。

マ 『お休み・・・ですか?』

智 『うん、今のドラマがクランクアップしたら2日とか
連休入れられないかなって・・・』

和 『可能でしょ?』

マ 『そうですねえ・・・ちょっと検討してみますね。』

智 『やった・・・』

和 『良かったですね』

マ 『休みが無いと大野さんは特に調子悪くなる方ですからね(笑)』

智 『俺達働き過ぎなんだって。』

和 『でもあなたがなんだかんだ言って一番休んでるよね。』

智 『あ、まあね・・・』

他のメンバーと比べられたらね。
俺は一番休みが多いのは否定しないけど。

智 『あ、でね、マネージャー?』

マ 『ハイ・・・』

智 『出来ればその休み、ニノのオフ日と合う様にしてくれる?』

和 『え?いいよ・・・』

智 『なんで?』

俺の隣で慌ててるニノを見て、
ちょっと何時もと様子が違うことに
俺はようやく気付いた。

つづく

妄想小説が好きで自身でも書いています。 アイドルグループ嵐の大宮コンビが特に好きで、二人をモチーフにした 二次小説が中心のお話を書いています。 ブログを始めて7年目。お話を書き始めて約4年。 妄想小説を書くことが日常になってしまったアラフィフライターです。

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