君への想いを,  恋人が妊娠?,  第19章

第19章 恋人が妊娠?①

第19章

恋人が妊娠?①

 

 

 

ニノに異変が起きたのは
それから数日後の事だった。

朝から俺よりも寝起きの悪いニノ。
その日はニノの方が先に迎えが来ることになってた。
俺は最近目覚ましより先に起きてしまうので
その日も洗濯したり、朝食の準備をしたりしてた。

なかなかニノが起きて来ないんで
俺は寝室まで様子を見に行った。

智 『ニノ~、そろそろ時間だぞー』

布団の中でモゾモゾするけど
なかなか起きようとしないから
俺は足元の方から布団に潜り込んで
ニノの身体に覆い被さった。

智 『こらっ、何時まで寝てんの?』

ブチュッと唇にキスをする。

和 『うん・・・起きるよ。起きるけど・・・
なんか、俺・・・熱っぽくない?』

智 『えっ?風邪引いちゃったか?』

俺はニノの額に手のひらを当てる。

智 『ん?そうでもなさそうだけど・・・』

和 『微熱かな?なんか身体がダル重い・・・』

智 『早めに薬飲んどくか?』

和 『いや・・・大丈夫でしょ。』

智 『俺がチューしたら治るよ(笑)』

和 『いいよ。朝からチューだけじゃ終わんなくなるでしょ(笑)』

智 『いいから・・・ほら・・・』

朝から濃厚なキス・・・。
俺もニノも反応して
当然ながら止まんなくなる。

和 『駄目だってば。俺を遅刻させる気かよ?』

智 『ちょっとはマシか?』

和 『あ・・・うん。なんとかね。』

智 『だから言っただろ?俺のチューは薬なんかより効き目凄いんだから。』

和 『はいはい(笑)』

それから着替えてリビングに下りて
俺が作った朝飯を一緒に食べてた。
どうしても箸が進まないらしく
ひと口食べては溜息をついてる。
やっぱり調子があんまり良くないんだな。

俺がそんな心配をしていると、
突然ニノが両手で口元を覆って立ち上がり、
洗面所に向かって走り出した。

智 『に、ニノ?』

洗面所からなかなか戻らないから
俺はちょっと心配になって
ニノの様子を見に行った。
洗面に水を流しながら激しく嘔吐するニノ。
俺はビックリして駆け寄った。

智 『どうしたの?気持ち悪いの?』

そう言って背中をさする。

和 『・・・分かんない。でもいきなり吐き気がして・・・』

智 『何だろう?なんか合わなかったのかな?』

和 『サトシ・・・毒盛っただろ?』

智 『えええっ?冗談キツイぞっ・・・』

和 『冗談だよ(笑)ああ・・・でもビックリした』

智 『大丈夫?医者に診せとく?』

和 『いや・・・大丈夫でしょ。吐いたら少しはスッキリした。』

智 『ええ?心配だから一応診せたら?』

和 『うん。でも少し様子見るよ』

智 『朝飯は関係ないよな。俺は同じモン食っててなんとも無いから』

和 『食あたりかな?でも、なんかさっきも身体ダルかったし。
免疫力下がってるだけなのかもしれないね』

智 『腹は?痛くないの?』

和 『どうもないな・・・』

智 『疲れが溜まってるんかもな。』

和 『大丈夫だよ。仕事には行けそうだし。』

智 『今日は夜までか?』

和 『ううん。夕方までには終わるかな。』

智 『それじゃ、あんま無理するなよ。』

和 『うん、分かってる。』

そうは言ってるけど顔色が相当悪い。
本当に大丈夫なんだろうか?
ニノは身支度を済ませると
まだちょっと辛そうに
仕事へ出掛けて行った。

ウィルス性の胃腸炎とかかも。
俺はこの時はそんな事くらいにしか思ってなかった。

そして、俺もその後仕事に出掛け、
ニノよりも1時間程遅れて帰宅した。

ニノはやはり身体がまだ辛いのか?
リビングの電気は点けっ放しで
寝室で眠っていた。
起こすのも可哀相だから
俺はリビングに戻りドラマの台詞を覚える事にした。

ソファーに腰掛けてテーブルの上にふと目をやると
皿の上に大量の苺とキウィが置かれてある。

何これ?
ニノが食べたのかな?
それにしてもまたこんなに沢山、頂き物とかか?
わざわざ自分で買って来ないよな?

風邪の予防にビタミンは確かに良いからな。
だけど、ちょっと珍しいよな。
ニノの事だから、帰りにスーパーに寄ったにせよ
サプリメントとか買いそうな気もするけどな。
よっぽど食いたかったんだろうな。

そんな事考えてたら
ニノが2階からバタバタと階段を下りてきた。
そして、俺に脇目も触れず
洗面所へと駆け込んで行った。

ヤバイな・・・。
まだ朝の症状が続いてるのか?
俺は心配になり
また洗面所まで様子を見に行った。
何度も嗚咽を繰り返し
ハァハァと苦しそうに背中で息をしてる。

待てよ?これなんか・・・
確かドラマとかで見たことある気がする。

え?まさか?

これって・・・つわり・・・とか?

つづく

妄想小説が好きで自身でも書いています。 アイドルグループ嵐の大宮コンビが特に好きで、二人をモチーフにした 二次小説が中心のお話を書いています。 ブログを始めて7年目。お話を書き始めて約4年。 妄想小説を書くことが日常になってしまったアラフィフライターです。

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