君への想いを,  心の扉開くとき,  第2章

心の扉開くとき③

第二章

心の扉開くとき③

 

 

ニノが俺にキスしてきた。
これって酔ってるから?
うん、間違いなく酔ってるな。
若干目がとろんとしちゃってるし
柔らかいけど、唇がめっちゃ熱い・・・。

3秒くらい俺に唇を重ねて離れ、
真ん丸い薄茶色の潤んだ瞳が
俺をじっと見つめて何かを訴え掛けてる。

俺はあまりの衝撃に言葉も出ない。
っていうか、なんて言ったらいいのか分からない。
でも、ここは何か話さないと。

智 「の、飲み過ぎだよぉ。ニノ、幾らなんでも・・・へへっ。」

その言葉を奪うようにもう一度俺の口は塞がれた。
しかも今度はどうやらマジモード?
俺はソファーに押し倒されて両手でニノに
頬を包み込まれたかと思ったら、唇を割り込んでその舌先が
怪しく俺の中に忍び込んできた。

智 「んんっ・・・んんんっ・・・」

ポンポンと優しくニノの背中を叩いて
どうしちゃったの?って合図を送るけど
なんか、もうそれどころじゃないみたい。
ニノのキスはどんどん深く俺に絡んで
鼻から熱い吐息が零れ始めた。

やっ、確かに嬉しいよ。嬉しいけど。
駄目だ・・・
だってこんなの正気じゃないよ。
きっと酔ってるからに違いないよ。
俺は必死でニノの肩を掴んで彼のことを引き離した。
ニノはおどけた顔をして俺を見た。

和 「えっ?なんで?どうしたのよ?」

智 「こっちがどうしたの?だよ・・・」

和 「どうもしないけど。」

智 「どうもしないって、可笑しいだろ?」

和 「どうして?チューがしたいからチューしただけなのに。」

智 「おいらのことおちょくってるだろ?」

和 「べつにおちょくってなんかいませんよ。」

智 「だけど、酔ってそういうことされてもおいらは嬉しくない。」

んっ?でもそれって、酔ってなかったら嬉しいって
そう言ってるのと同じだよな。俺は何を言ってるんだ?

和 「えっ?飲んでなかったらいいの?」

智 「あ・・・いや、その・・・」

和 「・・・分かりました。」

分かったって何がだよ?
なんか複雑な気持ちになった。

和 「俺の勘違いだったのかなぁ。
絶対リーダーは俺とそういう事したいって思ってるとばかり・・・」

智 「そ、そういうことって///」

和 「まぁ、いいですよ。飲んでなければいいんでしょう?」

智 「いいとか、悪いとかそういうことじゃなくてさ・・・」

和 「何でもいいよ。分かったから。それじゃ、俺ももう寝るね。おやすみなさい。」

って、なんか納得いかないのか、つまらなさそうに
背中を丸めて寝室へ入って行った。
俺はというと、当然の事ながら
さっきのニノの熱い唇が忘れられなくて
今頃になって心臓がドキドキと高鳴って
眠れなくなってしまった。
ズルイよ、ニノ。
酔った勢いであんな事するなんて
・・・でも。
あそこで俺が拒まなければ・・・
もしかしたら、俺達は今頃・・・

全く眠れなくなった俺は
テーブルの上のワインをがぶ飲みし続けた。
そして、いつの間にか酔い潰れて眠ってしまった。

俺は浅い眠りの中で夢を見てた。
その夢にはニノが出てきて

和 「どうして俺の気持ち分かってくれないの?」

智 「えっ?」

和 「俺が大野さんのこと前から大好きなの知ってるくせに。」

智 「ニノ・・・」

ふわりと俺の胸に飛び込んで抱き締める。
そして柔らかいニノの唇が俺に重なる。
なんかすごく気持ちいい夢だな・・・。
ニノの息遣いまで感じる。めっちゃリアルな夢。

はっ・・・
俺は夢から覚めて瞼を開いた。
そこには俺に間違いなくリアルにキスしてる
ニノの顔が・・・
これは夢じゃなさそうだ。

俺が目が覚めた事に気がついて
ニッコリとアイドルスマイルのニノが

和 「フフフ、おはよう」

智 「///おはようって、何してんの?」

和 「そんなの言わないでも分かるでしょ?(笑)」

智 「今、何してた?」

和 「そんな事より、早く支度しないと遅刻するけど?」

智 「えっ?わっ、マジ、こんな時間じゃん。」

和 「あなた飲み過ぎなんだよ(笑)」

智 「どうしてもっと早く起こさないんだよ?」

和 「だからちゃんと起こしてあげたでしょ(笑)」

智 「とにかく、マネージャー来ちゃう。お前どうするの?」

和 「俺はこっちの車に同乗させて貰う。ちゃんとマネージャーには
連絡したから大丈夫です。」

智 「そ、そうか・・・」

俺は急いで顔を洗って服を着替え、
ボサボサの寝癖のまま迎えの車に
ニノと二人で乗り込んだ。

 

 

 

つづく

妄想小説が好きで自身でも書いています。 アイドルグループ嵐の大宮コンビが特に好きで、二人をモチーフにした 二次小説が中心のお話を書いています。 ブログを始めて7年目。お話を書き始めて約4年。 妄想小説を書くことが日常になってしまったアラフィフライターです。

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