君への想いを,  最優秀主演男優賞の恋人,  第23章

最優秀主演男優賞の恋人②

第23章

最優秀主演男優賞の恋人②

 

 

ニノが昨年撮った映画は超有名な監督と
超大物女優が共演ということで話題を集め
寝る時間も削って多忙なスケジュールの中で
台詞を覚えて頑張ってた作品だった。

俺もずっと見てたから、
ニノが仕事に取り組む真剣な姿勢は
本当に頭が下がるくらいだった。
だから、今日の一大イベントの
賞レースは最高の結果が出ることを祈ってた。

マネージャーの情報で
かなりニノは有力候補だと事前に聞かされていたけど
やっぱり実際結果が出るまでは安心は出来ない。
いつもと変わりなく家を出掛けて行ったニノ。

俺も仕事だけど
発表の時間には家に帰り着いてる。
ニノよりも何か俺の方が
何時もよりも浮き足立っていた。

仕事もなんか集中できなくて
とにかくニノの事が心配で心配で仕方ない。
ようやく仕事を終わらせた俺は
マネージャーの車で1人先に家に戻った。

テレビを点けたら
もう録画中継が始まっていた。
発表は少し早く行われてる筈だけど
俺は、テレビでこの目で確認して結果を知りたかったので
誰にも尋ねる事はせずに、テレビの前で
その様子を固唾を呑んで見守る事に。

レッドカーペットを歩いて会場に入るニノ。
大物のベテラン俳優がズラリと並んでる中で
本当にニノは受賞できるのかな?
って、若干俺も不安になる。

ニノは、授賞式を楽しんでる感じに見える。
かなりリラックスしてるみたいだから
ちょっとホッとして見てられた。

助演女優賞がまず発表されて
見事にニノと共演してた女の子が受賞してた。
ニノがカメラで抜かれてたけど
ちょっと涙ぐんでて
ここで、ニノの精神状態が伝わってきた。

その後、監督賞や脚本賞や主演女優賞って
次々に発表される中、ニノが出演した作品の
一番のメインの女優さんが最優秀に選ばれず
どんどん俺も不安になる・・・。

え?ニノ・・・ホントに大丈夫なの?
これは全然分かんないぞ・・・。

そしていよいよニノの運命の瞬間だ。
俺はテレビの前で祈るように両手を合わせて
ニノの名前が呼ばれるのを待つ。

『それでは発表します・・・。
最優秀主演男優賞は・・・二宮和也さんです』

俺は思わず立ち上がって拍手した。

智 「はぁ・・・よ、良かったぁ・・・」

画面に映るニノは驚きと感動で目が潤んでた。
それを見た俺も、もう本人よりも泣いていた。

スマホのLINEでメンバーが祝福の言葉を掛けてくれる。

雅 「ニノ、やったね。おめでたまきん。
リーダー、泣いてる?泣いてるよねぇ。」

翔 「すげえよ。ニノ、おめでとう~大野さん、やったね!」

潤 「マジですげえよな。ニノおめでとうございます。
あ、大野さんも、良かったね。泣いてる?」

智 「なんで泣いてるの知ってるの?」

潤 「やっぱ泣いてたの(笑)いやいやホントに感動ですよ。」

翔 「今度また大野さんちで祝賀会しようぜ。」

雅 「イイね、やろう、やろう」

和 「皆、ありがとう。」

雅 「あ・・・ニノ!」

和 「リーダー、今から帰る・・・」

智 「うん、待ってるから。」

翔 「ラブラブだな(笑)」

雅 「ニノ、今度二人の家で祝賀会するからね」

和 「ハイ、有難うございます。」

潤 「今夜は二人でとりあえず祝杯あげなよ。」

智 「うん。そうする。」

そのLINEが入った数分後・・・
ニノから俺に直接連絡が入る。

和 「ゴメン、帰ろうと思ったらさ・・・岡田くんが
飲みに行かないかって・・・ちょっとだけイイかな?」

智 「ええ?岡田っちがぁ?」

和 「そうなの・・・ちょっとだけ付き合ったら戻るから・・・」

智 「心配・・・」

和 「何言ってるんですか?俺はあなたとは違うよ・・・」

智 「違うよ・・・お前は信用してるけど、心配なのは
岡田っちの方だよ・・・」

和 「大丈夫だよ(笑)」

智 「何かヤバイと思ったら直ぐに連絡しろよっ。」

和 「もう・・・分かったよ。」

だけど、ニノが帰って来たのは
それから3時間後の午前0時を回ってからの事だった。
しかもニノはベロベロに酔ってて
ちょっと今までに見たことないくらい
酔い潰れていたんだ。

つづく

妄想小説が好きで自身でも書いています。 アイドルグループ嵐の大宮コンビが特に好きで、二人をモチーフにした 二次小説が中心のお話を書いています。 ブログを始めて7年目。お話を書き始めて約4年。 妄想小説を書くことが日常になってしまったアラフィフライターです。

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