君への想いを,  愛の証 ,  第24章

愛の証②

第24章

愛の証②

 

 

 

そして、結婚式の前日の夜から
教会が都内から少し外れた場所という事で
その近くのホテルに泊まる事になった。

智 「ニノ・・・忘れ物ない?衣装は?指輪は?」

和 「大丈夫だよ(笑)全部車に積んだから・・・」

智 「戸締り・・・もう一度見て来るわ。」

和 「もう、心配性だなぁ・・・」

俺は行く前からなんだか落ち着かなくて
そわそわしちゃってた・・。
だってさ、結婚なんて一生に一度じゃん。

俺達の場合、戸籍がどうこうとはいかないけど
実質、夫婦と同じことになるんだから
ようするに・・・
今夜でお互い独身という立場は最後なんだって
じわじわと実感が湧いて来ちゃうんだよ。

和 「そろそろ出ないとチェックイン何時までだっけ?」

智 「いや、特には無いみたいだから・・・でもあんまり
遅くなると、寝るだけになって勿体無いよな・・・」

和 「ホテルってたいがい寝る所でしょ?(笑)」

智 「お前、分かってないな?今夜俺達は独身最後の夜なんだぞ。」

和 「うん(笑)それがどうかした?」

智 「はぁ?お前何も思わないの?」

和 「どうして?挙式を挙げたからって俺達は俺達でしょ。」

智 「まぁ、そういわれるとそうなんだけど・・・」

和 「あなたにそういう拘りがあるって意外ですね(笑)」

智 「そうか?俺って結構そういうの大事にしたかったり
するヤツだよ。知らなかった?」

和 「ふうん(笑)」

車の中で色んな話をしながら
約1時間半程で予約を入れてたホテルに到着する。
この時ばかりはって奮発して
最高のスイートルームを予約してた。

男同士だけど、芸能人だから
そこは全然怪しまれないから大丈夫って
松潤が言ってたから
堂々とフロントでサインして
俺達は部屋に案内された。

なかなか豪華な造りで
本当に一流の芸能人にでもなった気分だ。
嵐のコンサートツアーでも
こんな豪華な部屋泊まった事ないかも。
ちょっと贅沢だったかな。

智 「豪華だなぁ・・・。」

和 「よく考えたらさ、あなたとホテルに泊まるのって
プライベートでは初めてだよね・・・」

智 「うん、そうだな。」

和 「なんか、仕事で来てるみたい・・・」

智 「ルームサービスでも頼むか?」

和 「お酒は駄目だよ。明日教会は午前中なんだから。」

智 「そうだな・・・。新郎新婦が酒臭いんじゃ
神父さんが呆れるかもな(笑)」

和 「うん。だから今夜は飲んじゃ駄目だよ。」

智 「はあ・・・飲めないのかぁ。つまんねえな。」

和 「お風呂にでも入ったら?」

智 「そうだな。お前も一緒に入るか?」

和 「やめてよ。ここラブホと違いますからね(笑)」

智 「べつにラブホでも良かったかなぁ。」

和 「ご冗談。俺の車でそんな所に入れないって。」

智 「じゃ・・・先に入るかな。」

和 「なんか適当に食べるの頼んでおくよ。」

智 「あ、俺はシーザーサラダね!」

和 「またかよ(笑)」

俺は一人で浴室に入った。
これが、スイートだけあって
やっぱり浴槽も二人で入れるくらいゆったりしてて
かなりいい感じ・・・。

智 「おーい・・・ニノォ・・・」

和 「何?タオルなら置いてあるでしょ?」

智 「ちげーよ。お前もやっぱり来いよ。」

和 「何でだよ?」

智 「いいから、ちょっと入ってみな・・・」

ニノが浴室のドアから顔を出した。

和 「へえ・・・ジャグジー風呂かぁ。広いね。」

智 「うん・・・だから一緒に入ろうよ。」

和 「待って・・・ルームサービス頼んじゃったし。」

智 「ええー、それじゃ、俺先に入っちゃうよ?」

仕方なく1人でジャグジー風呂を楽しんで
そんなに長湯出来る方じゃないから
身体を洗って結構早く風呂から上がった。

和 「もう出たの?今から行こうと思ってたのに・・・」

智 「これ以上温もったら逆上せるわ・・・。ゆっくり入って来な。」

和 「うん・・・」

ちょっとクールダウンしたくて
バスローブのままベランダに出て設置された椅子に腰掛け
俺は星空を見上げた・・・。
ここはちょっと小高くなった丘の上に建てられた
ホテルなんで、空気が都会より澄んでいて
なんだか別世界に来てるみたい。
星が眩しいくらい降り注いでる。
なんてロマンチックなんだろう。
良かった。明日の挙式もお天気には恵まれそうだ。

だけど不思議だな・・・。
暇さえあれば釣りに出掛けてたこの俺が
今じゃ、時間が許す限りニノと一緒に居ることの方が
大事なんだよな。

幾ら相手のことが好きでも
毎日一緒に居たら嫌な所も当然見えてきて
休日まで一緒に過ごすのはおっくうになっちゃうんじゃって
最初のうちは不安もあったけど。
それどころか、一緒に居ない方が不安なんだもんな。

フフッて笑ったら
湯上りのニノが俺を背中からふわっと抱き締めて

和 「何を1人で考えてニヤけちゃってるの?
思い出し笑い?やーらしー(笑)」

って俺を肩越しに覗き込んで
そっと唇を重ねた。

つづく

妄想小説が好きで自身でも書いています。 アイドルグループ嵐の大宮コンビが特に好きで、二人をモチーフにした 二次小説が中心のお話を書いています。 ブログを始めて7年目。お話を書き始めて約4年。 妄想小説を書くことが日常になってしまったアラフィフライターです。

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