偽装の先に待っているもの,  君への想いを,  第26章

偽装の先に待っているもの②

第26章

偽装の先に待っているもの②

 

 

 
(side nino)

玄関を開けてリビングに入ると
まだ寝てるのかな?
リーダの姿は無くて
ちょっとホッとしてる自分がいた。

キッチンでコーヒーを淹れてたら
2階のアトリエ部屋のドアが開く音がして
バタバタとリーダーが走って階段を下りてきた。

もしかして・・・一晩中そこにいたの?

智 「お帰り。今日はそのまま仕事に行くんじゃなかったの?」

和 「あ・・・ただいま。うん、そのつもりだったけど
   結構朝早く出てきたから時間余っちゃって・・・」

俺はまともにリーダーの顔が見れない。

智 「お前、寝てない?目が真っ赤だけど・・・」

和 「え・・・あ、うん・・・なんか寝付けなくて。」

智 「おいらも、なんだかんだ言って眠れなかったから
   ずっと絵を描いてた・・・」

俺はリーダーの胸に飛び込んだ。

だって・・・その言葉聞いて
胸が苦しくて、張り裂けそうになったから・・・
リーダーが俺をふわりと包み込むように
優しく抱き締めるから
なんか余計に辛くって
声を出したら泣いちゃいそうで
俺はリーダーの暖かい胸の中に顔を埋めた。

ここで泣いたりしたら
リーダーに心配掛けちゃうから
次に顔を上げた瞬間
俺は目一杯とびきりの笑顔でリーダーを見つめて

和 「俺が一緒じゃないと寝れないなんて、子供みたいですね。」

って、悪戯に笑ってみせた。

智 「だって、松潤と金沢にロケ行った時以来だぞ・・・
   おまえが外泊したの。」

和 「あ・・・そうだったね(笑)」

智 「寝てないなら少し寝た方がいいって。」

和 「残念ながらそこまで時間無いもの。大丈夫だよ。
   今日もそんなに遅くはならないから・・・」

リーダーが凄く心配そうに俺に顔を近付ける。
そして、ごく当たり前に・・・
自然にその唇が重なった。
俺が好きなのは・・・
吸い込まれるようなその黒い瞳と
この柔らかな赤ちゃんみたいな匂いと・・・
そして・・・この吸い付くように弾力のある唇。
俺の頬に触れる細長い指。

なんでこんなに好きになっちゃったんだろう。
自分でも分からない。
でも多分・・・
あなたが俺の事を心から愛してくれてるのが
口で言わなくても分かるから・・・

さっきの涼介とのキス。
あれは裏切りではないよ。
俺の中では仕事のひとつ。
そう、ドラマでキスシーン演じたのと
何も変らない・・・。
俺はあなたのことが好き。
誰が何と言おうとそれは一生変らない。

リーダーが簡単に済ませようとしたキス。
俺は自分から舌を忍び込ませて
それを濃厚なキスに変えた。

リーダーは一瞬、ん?て顔したけど
ゴクッと喉を鳴らして
直ぐに応戦してくれた。
こんな好きが溢れてるキスなんか
普通朝からしないよね・・・。
でも好きなんだもの、仕方が無いよ。

何回も角度を変えて
深く熱く絡め合ってくと
そのうちその場に立っていられなくて
床の上に二人膝から崩れ落ちた。
リーダーの大事なとこに手を伸ばしたら
とっくにその容を変えていた。

智 「んっ・・・カズ・・・もうそんなことしたら
   おいら我慢出来ないよ・・・」

和 「朝からする?(笑)」

智 「ちょっとだけ・・・駄目?」

和 「フフフッ。いいですよ・・・ちょっとだけならね・・・」

智 「なんか・・・珍しいな?」

和 「え?珍しいって、何が?」

智 「いや、朝から迫っても拒否される事多いじゃん・・・」

和 「そ、そうかな?」

智 「そうだよ・・・」

和 「だったら今夜まで我慢する?」

智 「やだよ。今更・・・」

リーダーは普段は色々と鈍い人だけど
こういう時は鼻が利くんだよな。
だけど結局、山田との偽装工作については
一切何も聞こうともせずに
軽くソファーの上で愛し合った。

つづく

妄想小説が好きで自身でも書いています。 アイドルグループ嵐の大宮コンビが特に好きで、二人をモチーフにした 二次小説が中心のお話を書いています。 ブログを始めて7年目。お話を書き始めて約4年。 妄想小説を書くことが日常になってしまったアラフィフライターです。

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