君への想いを,  恋人の秘密,  第27章

恋人の秘密⑤

第27章

恋人の秘密⑤

 

 

智 「だけど、まさか本当にこんなことになるとはな・・・」

和 「うん・・・ゴメンね・・・」

智 「お前が謝らないでいいよ。馬鹿だな(笑)」

和 「だって・・・そもそも俺があの週刊誌の件、
引き受けたりしなければこんな事には・・・」

智 「断る事は出来なかったんだろう?」

和 「うん・・・だからそういうのも
ひっくるめてゴメンって言ってるの。」

智 「まぁ、俺はニノが山ちゃんにちょっとでも
気持ちが持ってかれたっていうのならショックだけど、
そういうわけじゃないんでしょ?」

和 「そんな風に見える?」

智 「分かんないよ。人の気持ちなんて何時か変る事も
あるだろうし・・・」

和 「え・・・あなたも?あなたも何時か俺以外の人が現れたら
気持ち変っちゃうの?」

智 「何言ってるの?俺は教会で永遠の愛を誓ったじゃん。」

和 「だったら、俺だって・・・」

智 「んふふっ・・・もう、悩むのよそうよ。
二人の気持は変らないんだから・・・。
外の風圧にイチイチ負けてちゃ駄目だよ。
そうでしょ?」

和 「リーダー・・・」

智 「俺は自分には全然自信なんてないしさ。
アイツと比べられたら多分何もかも劣ってるよ。
だけど、ニノの事を好きな気持ちは
・・・俺、誰にも負けてないつもりだよ」

和 「うん・・・でも、サトシが何もかも劣ってるって、
それは間違いだよ?サトシは多才だし、アイツは
若さだけが武器みたいなものだし・・・」

智 「んふふ。ありがと。でも若さ程最強の武器は無いよ。」

ニノはちょっと目に涙をいっぱい浮かべて
ウルウルの瞳で俺を見つめた。

智 「ほらっ、カレー冷めちゃうぞ(笑)早く食えよ・・・」

和 「う、うん」

智 「問題は明日、なんてアイツに言って諦めさすかだなぁ。」

和 「そうだよね。きっと何も知らないからあなたのこと
味方に付けようって思ってるかもしれないね。」

智 「冗談じゃねえよ。まぁ・・・好きって気持ちは
分かんなくもないから・・・頭ごなしに諦めろって言うのもな。」

和 「それじゃ、協力するとかいうつもり?」

智 「いや・・・。俺、思うんだけどさ・・・
直接きちんとお前の口から、その気持ちには答えられないって
伝えてあげた方がいいと思うんだよね。」

和 「やっぱり、そうだよね・・・」

智 「俺はね・・・。俺だったらその方がキッパリ諦められるかな。」

和 「俺もそうかもしんない。」

智 「うん、それじゃ俺は明日山ちゃんには、
もう一度ちゃんとお前に気持ちを伝えるように
言って来るよ。だから、ニノはその後、
バシッと断りなよ・・・」

和 「うん・・・そうするよ」

智 「本当にバシッと断れるのか?」

和 「大丈夫だよ。そこはキチンとやりますよ。」

智 「そう・・・それならいいけどさ・・・」

和 「面倒な事に捲き込んじゃったね。」

智 「ああ、ニノは可愛いからホントおいら心配だよ・・・」

和 「ええ?(笑)」

智 「お願いだからおいらのこと捨てないでね。」

和 「はははっ・・・何よ?突然・・・」

智 「だっておいらこんなにお前の事好きなんだぜ。」

和 「分かってますよ(笑)」

智 「だったら簡単に捨てるなよ?」

和 「捨てるって・・・粗大ゴミでもあるまいし(笑)」

智 「そ、粗大ゴミ?」

和 「だって・・・(笑)あなたが捨てるとか言うから・・・」

智 「それでも粗大ゴミは言いすぎだ・・・」

ニノはカレーを頬張りながら大笑いしてる。
そんなニノを見てホッとした。

智 「もう~早く食えよ・・・」

和 「なんで?ゆっくり食べさせてよ(笑)」

智 「俺にも食べさせろ・・・」

和 「え?お替りするなら自分でどうぞ・・・」

智 「んもう、違うだろっ!俺はニノが食べたいの!」

和 「知らないよ(笑)そんなの・・・」

夕べ電話のせいで出来なかったんだもん。
山ちゃんの事はまだ解決した訳じゃないけど
とりあえず、お互いの気持ちはしっかり確認出来たし
ニノが俺の事好きでいてくれてるって
それを確認出来ただけで十分嬉しかった。

智 「今夜は寝かさないからね・・・」

和 「はいはい(笑)」

ニノが口元を両手で覆うと、
ちょっと俯き加減に照れ臭そうに笑った。

つづく

妄想小説が好きで自身でも書いています。 アイドルグループ嵐の大宮コンビが特に好きで、二人をモチーフにした 二次小説が中心のお話を書いています。 ブログを始めて7年目。お話を書き始めて約4年。 妄想小説を書くことが日常になってしまったアラフィフライターです。

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