君への想いを,  映画の仕事,  第28章

映画の仕事⑪

第28章

映画の仕事⑪

 

 

どうしてマル?
変更になったという書き直しの台本に
緊急で出演することになったという
役者の名前にマルが・・・。

配役はというと
俺が入院する病院の担当医の役みたいだ。

どうやら、コイツと俺が
その後、絡んでくる設定らしい。

智 「マジか・・・最悪だな。」

和 「どうしてよ?俺と絡むんじゃなくて済んだから良かったじゃん。」

そうそう・・・マルといえば
一時期ニノの事が好き過ぎて
ニノの前だと緊張して目も合せれないってくらい
ガチで片思いしてた事があった程だ。
まあ、それも随分昔の話だけど・・・
そういえば最近は後輩と絡むことが多くて
マルという存在をすっかり忘れてたな。

智 「現場にアイツが来ると思うだけでやだよ・・・」

和 「それも続編とかになるとずっと絡んできそうだね(笑)」

智 「やだよぉ・・・続編とかやっぱ断ろうよ。」

和 「そんなの監督に言いなさいよ。」

智 「無理だろうな・・・」

和 「仕事だもん。そんな我儘は通らないよ。」

智 「いいか・・・お前マルと口聞くなよ。」

和 「ええ?無理だよそんなの。大丈夫だよ。
マルは単にふざけてるだけだもん。」

智 「なんか・・・気にいらねえし。絶対ガチだもん。」

和 「もう、考えるの止めましょう。
もう直ぐ今回のは撮り終るしさ。
その後はアルバムのレコーディングも有るから、
続編の事を心配とかしてる暇なんて俺達には無いですよ。」

智 「うん・・・まぁ、それもそうだな・・・」

それにしても・・・
ニノは本当に昔から男にも女にもモテやがる。
そりゃ、俺は好きだから当然だけど
ニノのどんな仕草も可愛いと思えるけど。
大体、前から思ってたが
ニノは何かしら無防備過ぎるんだよ。
だから、見てて何時も危なっかしい。

和 「何よ?さっきから人の顔をマジマジと(笑)
そんなに俺の事好きなの?(笑)」

智 「可愛いから・・・」

和 「はぁ?」

智 「可愛いからダメなんだ」

和 「可愛くなんて有りませんよ・・・。てか、ダメって何が?」

智 「お前・・・今後は誰にも愛想振り撒くな。」

和 「あの、大野さん?私も一応アイドルなんで(笑)」

智 「だったらそんなん直ぐに辞めちまえ・・・」

和 「えええ?どうしたの?」

目を丸くして納得いかない様子。
そりゃそうだよな。
いきなりそんな事を言われても
普通は納得いくわけない。

智 「お前が可愛いと俺、心配だもん。」

和 「そりゃ、困りましたね(笑)
私も一応このビジュアルでご飯食べてますしね。
今更整形もする気無いですし・・・」

智 「そうなんだよな。そのビジュアルは商売道具だもんな。」

和 「うふふっ・・・心配とかしてくれるのは嬉しいよ。
でもさ、何回言えば分かってくれるの?
心配なのは俺も同じだし、俺はあなた以外考えられないって。」

そうだよな。
もう、その言葉を信じるしかないんだよな。
分かってるんだけど、この前の山ちゃんの件にしても
マルだってそうだけど、ちょっと目を離した隙に
ニノの周りには虫の様に集って来るっつうか・・・

虫・・・そうだよ・・・
害虫だよ。
殺虫剤撒かなきゃ。

俺はそんな事一人で考えて思わず笑ってしまう。

和 「何?思い出し笑いして・・・気持ち悪っ・・・」

智 「殺虫剤買いに行くぞ。」

和 「え?家に虫でも出ましたっけ?」

智 「お前に振り掛けておくの。」

和 「はっ?また・・・変なこと考えたでしょ?」

智 「んふふっ・・・」

和 「虫は甘い蜜を求めて寄ってくるんだよ。
だから、ちゃんとあなたの愛情で包んでおけば
大丈夫って知ってます?」

智 「何だ?それ・・・」

和 「それでも寄って来るって時は、
きっとあなたの愛が足りないんですよ・・・」

分かったような・・・
分からんような・・・。
なんか、頓知比べみたいになってきたな。
まぁ・・・マルは俺の眼中にはないから
全然平気ではあるけどね。

つづく

妄想小説が好きで自身でも書いています。 アイドルグループ嵐の大宮コンビが特に好きで、二人をモチーフにした 二次小説が中心のお話を書いています。 ブログを始めて7年目。お話を書き始めて約4年。 妄想小説を書くことが日常になってしまったアラフィフライターです。

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