おいらの憂鬱,  君への想いを,  第5章

おいらの憂鬱②

第5章

おいらの憂鬱②

 

 

それからニノの仕事のスケジュールが
俺と合わなくなってしまい、
レギュラー番組で一緒になる前日にも
泊まりに来るという事が出来なくなってしまった。

電話で声も聞きたいけど
多分飯を食う暇も無いほど忙しいのが
一緒に居なくても分かるから
つい遠慮してしまって
電話も出来ない状態が続いた。

今日はメンバー5人で収録の日で
俺がニノと話が出来るのは休憩の時だけ。

それでも皆が居るから
特別な会話はここでは出来ない。

翔 「あれ?この月刊誌今月は大野さんとニノだったんだ?」

楽屋では自分達が掲載されてる
雑誌のチェックが出来るように
掲載ページに付箋紙を貼ってマネージャーが
置いてくれてるんだけど
この前の遊園地デートの特集が
掲載されてる雑誌が発売になって
それを翔君が一番に手にとって観てた。

翔 「何?これ完全にあなた達プライベートショットじゃん(笑)」

雅 「どれどれ?俺にも見せてよ」

翔 「ちょっと、これさ、やらされたの??」

なんか盛り上がってる。
俺とニノはまだその雑誌を見てなかったんで
何をそんなに盛り上がってるのか分からなくて・・・

智 「へっ?ちょっと見せてよ」

雅 「わわわ・・・これなんかチューしてるじゃん!」

智 「あああっ・・・」

和 「何?どうしたの?俺にも見せてよ?」

それは・・・
まさしくラストの観覧車の2枚の画像だった。
1枚は、俺がニノの肩を抱いて
お互い見つめ合ってる画像で
もう1枚は鼻先がぶつかってて
今からチューするとこ・・みたいな画像。

雅 「これって、実際にやったの?」

和 「うん、やったよ(笑)」

智 「お、おい。ニノ?」

和 「だって本当の事でしょう?」

翔 「ま、まあ以前もコンサートでおたくらのキスシーン
何度か見てるし、今更驚かないけど・・・」

雅 「これ、スタッフから指示されたの?」

和 「ううん、俺達が考えてやったの。だってテーマがふざけてるから
このくらいサービスショット有ってもイイよねって。
ねっ、リーダー?」

智 「えっ?あ・・まあ・・・そういう感じ・・・」

翔 「アドリブなんだ?すげえっ。」

完全に死角だと思ってたのに
最近のカメラ技術を舐めてたな・・・。
だけど、事務所からストップ入んなかったってことは
まあ、許せる範囲ってわけだよな。

それにしても、こういう時って
さすがにニノは落ち着いてるよな。
ホント、役者だわ。
俺はその場をなんとか回避出来て
ホッと胸を撫で下ろしていた。

潤 「あなたもなかなかやるじゃない(笑)」

松潤がニヤニヤしながら小声で話し掛けてきた。
俺は頭を掻きながらトイレに行くと言って
その場から逃げた。

暫くして楽屋に戻ると、
そこにはニノが一人だけ残ってて
あとの3人は居なくなってた。

智 「あれ?松潤達は?」

和 「スタッフに呼ばれてスタジオに向かった。
そろそろ俺たちも行かないと・・・」

智 「そうか・・・」

ニノが扉に手を掛けた時
俺は慌ててニノの腕を捕まえた。

智 「待ってよ・・・」

和 「仕事だよ」

智 「分かってるよ。分かってるけど・・・」

俺達もう10日以上話せてない。
我慢も限界なんだよ・・・。
俺はニノを抱き寄せて
頬を両手で包んで
唇を近付ける。
ニノは焦ってそれを押し返そうとする。

和 「ダメだよ。誰かに見られたらどうするの?」

智 「おいらもう我慢出来ないもん。」

和 「だけど、もう行かないと。」

俺はそんな言葉を無視して
ニノの唇に自分の唇を重ねた。
必死に抵抗しようとしてるけど
力では負けない俺。
頭を支えながら更に深く舌を絡ませる。

和 「んっ・・・ンハッ・・んんっ・・・」

智 「ニノ・・・んはっ・・・」

和 「も、仕事だって・・・いい加減にしろよ!」

智 「だって、全然連絡も出来ねえし・・。
おいらどうにかなりそうなんだもの。」

和 「だからって楽屋はマズイですよっ。」

智 「ニノぉ・・・」

ス 「大野さん、二宮さん、そろそろスタンバイお願いしまーす。」

和 「あっ、ハーイ。今行きます!ほら・・・とりあえずその話は仕事が終わってからだよ。」

俺はテンション低いままスタジオ収録へと向かった。

つづく

妄想小説が好きで自身でも書いています。 アイドルグループ嵐の大宮コンビが特に好きで、二人をモチーフにした 二次小説が中心のお話を書いています。 ブログを始めて7年目。お話を書き始めて約4年。 妄想小説を書くことが日常になってしまったアラフィフライターです。

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