第9章
仕事と家庭の両立
まさか・・・
翔ちゃんと相葉ちゃんってそういう関係だったの?
和 『違うよね』
智 『いや、それは翔ちゃんのだわ・・・間違いないよ。』
和 『だけど、それだからって二人がそういう関係とは限らないよ。』
同じグループ内で二つもカップル出来ちゃってたら
さすがになんていうかヤバいだろ。
和 『ちょっと聞いてみようかな。』
智 『やめとけって。』
和 『え?どうして?だって画像見せてるって事は
俺に教えたいわけでしょ?』
智 『ええ?そうなんかなぁ・・・』
和 『ちょっと遠回しに翔ちゃんのかどうか確認してみるよ。』
ニノは相葉ちゃんにラインでその靴が翔ちゃんの物なのか
確認してみた。
和 『あっ・・返事来たよ。違うよ・・・だって』
智 『そりゃ言わねえだろ・・・。
俺達がそうかと聞かれて、そうだと答えないのと同じ事だよ。』
和 『だけど、もし本当にそうなら面白いよですよね。』
智 『面白いか?』
和 『フフフッ・・・面白いじゃん。』
智 『相葉ちゃんも同じ靴買ったんじゃねえの?』
和 『ああ、あの人達よく被るとか言ってたからね。』
あっ・・・
それももしかすると俺達の目を誤魔化す手段だったのかも。
最初からお揃いで買ってる可能性だって有る。
う~ん。そう考え出すとなんかモヤモヤする。
松潤も同じ気持ちなのかもしれないな。
真実が分かったからどうって事じゃないんだろうけど
憶測だけでモノを考えてると、
なんかモヤモヤするもんなんだ。
ちょっと相葉ちゃんから今それを教えられた気がした。
俺のマンションに到着して
誰も居ない真っ暗な玄関を開ける。
電気を点けて玄関を上がると
ニノの携帯からシャッター音が聞こえた。
俺の脱いだ靴を写メってやがる。
智 『ちょっと、何してんだよ?』
和 『ええ?(笑)』
智 『お前まさか?』
和 『相葉さんにお返しにこの画像送ってあげようかと思って。』
智 『はあ?馬鹿じゃない?バレても知らないぞ。』
和 『大丈夫だよ。あなたのしか写ってないから。』
智 『なんでお前が俺の靴の画像持ってるのか?って怪しまれるだろ』
和 『だから、お返しだよ(笑)』
智 『本当に送るなよ。面倒な事になっても俺は知らないからな。』
和 『だぁいじょうぶだって。色々聞いてきたときは、
あなたから送られてきた画像を転送したことにすればいいんだよ。』
智 『お前、人には色々言うくせに、自分勝手だな』
和 『相手は相葉さんだから大丈夫だって(笑)』
智 『勝手にしろっ』
俺はそんなニノをほっといて真っ先に風呂を溜めにいった。
リビングのソファーに寝転んでずっと携帯弄ってるニノ。
和 『あはははっ。相葉さんてば普通に動揺してるよっ』
智 『あんまり人の事からかって遊ぶなよ。』
和 『はーい。分かってまーす(笑)』
智 『なんか全然分かってないな。』
和 『わわっ・・・何なの?』
俺は寝転んでるニノをお姫様抱っこして
そのまま寝室へ運んでベッドに降ろした。
それからニノの上に跨って上から彼の事を見下ろしたら
これから俺が何をするのかなんて当然お見通しって顔で
ニヤリと笑いながら俺の首に両腕を巻きつけた。
俺はニノの耳元にスレスレまで自分の唇を近付けて
智 『ニノはちょっと人をおちょくり過ぎだよ。
だからこれから風呂が溜まるまでお仕置きする。』
って囁いた。
和 『えっ?お仕置きされんの?だったら手加減してね。』
智 『駄目っ、手加減なんかしない・・』
そう言ってから、熱い唇を押し当てた。
柔らかいニノの唇を啄ばむように何度も何度も
角度を変えて啄ばむように口付けると
ニノがその唇を開いて俺の舌を誘い込む。
和 『ウンッ・・・ハンッ・・・ハッ・・ンンッ・・』
智 『ンンッ・・・ンハッ・・・ンンンッ・・・』
夢中になって味わう様に深く深く絡ませると
身体の奥が疼いて鼓動が早くなる。
ニノも俺に疼きを教えたくて
俺の右手を捕まえて服の上から俺に触ってって
張り詰めたとこへそれを持っていこうとする。
智 『ンッ・・・駄目だよ。お仕置きなんだから・・』
俺はその手を振り解いて優しくニノの髪を撫でた。
大好物の骨付きの肉を目の前にして
「待て」と言われた犬みたいで可愛い。
和 『も~う、何でだよぉ。バカさとし!』
って目を細めて可愛く口を尖らせた。
本当は俺だって我慢出来ないけど
そんなニノを抱き起こして
智 『いいから風呂入ろうっ』
って笑いながらニノの事を
バスルームに引っ張って行った。
つづく