仕事と家庭の両立,  君への想いを,  第9章

仕事と家庭の両立⑦

第9章

仕事と家庭の両立⑦

 

 

メンバー同士がなんとなくそれぞれを疑いだしてた。

そもそも相葉ちゃんとニノがLINEで
画像をやり取りしたりしたのがいけないんだ。

俺の頭の中は、もう翔ちゃんと相葉ちゃんが
お互いの家を行き来する関係だと
完全に思い込んでしまったし
相葉ちゃんは恐らく俺とニノもそういう仲だと
きっと疑いに掛かってる。

だけど、それは決して口には出さずに
それぞれが意識して
メンバーを観察してしまうようになった。

本当にニノのヤツ、
時々ああいうふざけた事をするからな。

それから次の俺のオフ日がやってきて
いよいよマンションを引き上げる事になった。
ニノはその日は仕事だから
一緒には引越し出来ないけど
荷物を運べばここに二度と戻る事はない。

早朝から俺は細々した貴重品類を
ダンボールに纏めて引越しの準備をしてたら
迎えギリギリまで寝てたニノが
まだ眠そうに目を擦りながら
俺の傍に寄って来て話し掛けてきた。

和 『おはよー。早いね・・・』

智 『うん、とりあえず俺は先に引越し先で
今日1日荷物片付けるから、ニノも仕事終わったら
真っ直ぐ新居の方に来なよ。』

和 『なんか・・・大変だな。』

智 『仕方ないよ。引越しなんだから』

和 『分かった。なるべく早く帰るよ。』

それからニノは着替えて仕事に出掛けた。
俺も殆どの荷造りは業者に頼む事にしていたから
マネージャーの車で貴重品のダンボールだけ抱えて
先に新居へと向かった。

お天気も良くて、引越し日和だ。
先に購入して、配達を頼んでおいたダブルのベッドも
新品の布団やカーテンもその日に届けられた。

俺は部屋中の窓を空けて家の中に風を通した。
いよいよここで二人の生活が始まるんだ・・・。

松潤のお膳立てから2ヶ月。
なんかトントン拍子に話が進んで最初は戸惑いもあったけど
今はごく自然にニノと暮らすことが当たり前になった。

アイツがいない生活なんてもう考えられない。

ただ、一つ不安に思う事は
こんなにお互い愛し合っててもいつかその熱が冷めてしまう時が
訪れるかもしれないって事・・・。

それから、仕事と家庭の両立を
うまく俺達がやっていけるのかって事。

これって、多分俺は思うんだけど
俺達、社長から試されてるような気がするんだ。
簡単に同棲を許可された時から思ってたけど
出来るものなら、やってみろって
なんか・・・そう言われてるんじゃないかなって。

だから、どうせ続かないって思われてるんなら
あいつらまだ仲良くやってるのか?って
絶対そう言わせてやるって思うんだ。

俺達、そんな生半可な気持ちで
愛し合ったわけじゃないんだって必ず証明してやるんだ。

引越しの業者が俺のマンションから
全ての荷物を引き上げて新居へと運び込んだ。

俺はその日から使える様に
トイレや風呂場の掃除、キッチン周りとかの掃除を
完璧に済ませた。

殆ど一人でやったから
引越しの業者が搬入を終わらせて引き上げていくと
なんだかドッと疲れちゃって
ソファーの上に寝転んで、休憩をしながら考えた。

智 『あっ・・・お互いの親にまだ言ってなかったな。』

さすがに身内には話しておかないとマズイよな。
ニノが戻って来たら、その事を相談しないとな。
とりあえず、うちの実家には次の休みにでも
連れて行くか・・・。

俺は携帯で実家へ電話を掛けた。

智 『あ・・・もしもし?俺だけど。あのさ・・・
おいら結婚することにしたんだ。』

いきなり結婚って言葉を出したから
母ちゃんがビックリして

母 『ええ?何馬鹿なこと言ってるの?』

智 『あ、結婚といっても入籍は出来ないけど
今日、実は引越ししてるんだ。』

母 『え?どういう事?』

智 『今度の休みに相手を連れて行くから』

母 『ちょっと、何よ?急に言われても・・・』

智 『心配しなくても母ちゃんも知ってる人だから。』

母 『ええ?誰なの?っていうか、冗談じゃないの?』

智 『マジな話だよ。とにかく来週だと思うけど連れてくから』

母 『相手は誰なの?まさか芸能人?女優さん?』

智 『そうだよ。女優じゃないけど。母ちゃんもよく知ってる人だよ』

母 『事務所はこの事知ってるの?』

智 『許可が出たから引っ越してるんだよ。』

母 『もう、なんなのよぉ。あんたは、どうしてそういう大事なことを
電話で言うのよ。』

智 『忙しいから帰れなかったんだ。仕方ないよ。』

母 『それじゃ、来る前の日までにちゃんとまた連絡してよ。』

智 『うん、父ちゃんにも母ちゃんから話しておいてね。』

母 『うん、で?相手は誰なの?』

智 『ニノだよ。』

母 『えっ?』

智 『聞こえなかったの?相手は嵐のメンバーのニノだよ。』

母 『ニノちゃんって、あの和くん?』

智 『そうそう・・・』

母 『・・・・』

母ちゃんはあまりの驚きに言葉を失ってた。

 

 

つづく

妄想小説が好きで自身でも書いています。 アイドルグループ嵐の大宮コンビが特に好きで、二人をモチーフにした 二次小説が中心のお話を書いています。 ブログを始めて7年目。お話を書き始めて約4年。 妄想小説を書くことが日常になってしまったアラフィフライターです。

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