ラブソングは君と,  第5章

君の中の真実③

第5章

君の中の真実③

 

 

そんなことが有ってから数日後、潤君から俺に間接的に連絡が入った。

「もしもし、大野さん?お疲れ様です。松本ですけど・・・」

「あ、潤君?どうしたの?また追加?」

「違いますよ。今日はニノの仕事の話です。」

「あぁ・・・聞いてみてくれた?」

「ええ。たった今連絡が有って、ニノの写真を見たら是非一度直接会ってみたいって。」

「ホントなの?」

「それで、早速で申し訳ないけど、明日の夕方とかちょっと時間作って貰えるかなって。」

「ええっ?明日?また随分急な話だな。」

「この業界って、動いた者勝ちみたいなところ有るんで。」

「なるほどね。あ、待って。今ニノに変わるから。ニノ、電話だよ。潤君から。」

「えっ?俺に?・・・もしもし、代わりました。二宮ですけど。」

「あ、ニノ?早速で悪いけど、明日って夕方は空いてるかな?」

「夕方・・・?」

「うちの雑誌の子会社のカメラマンが是非ニノに会いたいって言ってきたんだよ。」

「ほ、ホントに?・・・うん、夕方は大丈夫ですけど・・・」

「それじゃ、夕方5時に俺がそっちに迎えに行くから、支度だけしといてくれる?」

「わ、分かりました。」

「うん、それじゃ明日宜しくね。」

「は、はい。こちらこそ宜しくお願いします。」

ニノが遂にモデルデビュー出来るかもしれない。決してそこを目指してるわけじゃないけど、自分の夢に近付く第一歩かもしれないってこと。

俺はまるで自分の事みたいに嬉しくなった。

「良かったな。ニノ・・・」

「まだ、決まったわけじゃありませんから。」

「だってニノの写真見て逢いたいって言ってくれたんだよ。絶対見込みあるってば。」

「ねえ、明日不安だから一緒に着いてきてくれない?」

「ええっ?おいらが着いていくの?」

「ダメ?」

「明日はちょっと無理だよ。追加の仕事の期限も迫ってるし。」

「そっか、そうだよね。」

「大丈夫だって。ニノは子供じゃないんだし、潤君だってついてるし。」

「うん、まあね・・・」

「どうした?なんか乗り気じゃないみたいだな?」

「だって・・・モデルだよ?俺なんか出来っこないよ。」

「だからさぁ、こないだから言ってるじゃん。モデルは入り口なんだって。そこからデビュー出来るかもしんないじゃん。」

「うん、でもさ・・・俺には実家の事もあるからね。」

「おばさんだって、何も直ぐに後継いでって言ってるわけでもないんだしさ。ギリギリまでやりたいことやらせて貰えば?」

「うん・・・」

「まだ何か引っ掛かるのか?」

「せっかくおーのさんの仕事を手伝ってるのに・・・」

「それも言ったでしょ。臨時でバイト入れるから心配いらないって。それに、年明けまでは奈緒ちゃんと二人でもなんとかなるだろうし。」

「それが心配なの!」

「えっ?」

「あの人と二人きりにするのは心配・・・」

「んふふっ。もう俺らは夫婦同然だろ?違うか?」

「そ、そうかな・・・」

そりゃ、やることもちゃんとやってるし・・・

「こんなにおいらはニノの事好きなのに、まだ信じられないのか?まだニノはおいらと奈緒ちゃんがおかしなことになるとでも?」

「そーじゃないけど。」

「よしっ、それじゃ次の日曜日はおいらの実家に一緒に帰ろう。」

「え?あなたの実家?」

「うん。おばさんも言ってたしね。おいらの家族が許してくれるか心配してたもんな。だから、許しを貰いに行くの。」

「ま、マジで?」

「うん。」

「俺の事、おーのさんのご両親にはなんて説明するつもり?」

「え?おいらの嫁さんになる人・・・かな。」

「俺、男ですけど?」

「今更、男も女も関係ないよ。おいらの嫁さんはニノって決まってる。」

「おーのさんは楽天家なんだ。」

「どーいう意味だよ?」

「周りに反対されるなんて、微塵も考えたことないでしょ?」

「うちは反対なんてしないよ。今まで生きてきて、一度もおいらのやることに口挟んだことないからね。」

「羨ましいなぁ。」

「うちのことは何も心配いらないから。仮にもしも反対されたとしても、俺はもうニノと離れる気はないよ。」

「うん、俺も・・・」

俺達は長い歳月を経て今が有る。だから、運命で結ばれたと信じてる。

ただ、運命は時に悪戯をすることを、俺もニノもまだこの時は疑いもしなかった。

 

 

つづく

妄想小説が好きで自身でも書いています。 アイドルグループ嵐の大宮コンビが特に好きで、二人をモチーフにした 二次小説が中心のお話を書いています。 ブログを始めて7年目。お話を書き始めて約4年。 妄想小説を書くことが日常になってしまったアラフィフライターです。

4件のコメント

  • 3240

    こんばんは
    明日からツアーですね!
    智君の両親、許してくれるかな?ニノもモデルが、できるかな?
    この前のメール届きましたかな?
    ほかのblogの感想を書いたと思います(父ちゃんたちがどうのとか、)なんか、あたまのなかでごちゃ混ぜになってるかも。ごめんなさい🙇

    • 蒼ミモザ

      3240さん、こんばんは。

      コメントありがとうございます!いよいよツアー始まりますね。
      私の頭の中はもう、札幌のホテルの部屋でイチャイチャしてる大宮しか浮かびません(笑)←大分やられてますwww
      この前のメール・・・とは何時頃のメールでしょうか??
      すみません、こちらに引っ越してからは3240さんのコメントを拝見したのは2度目ですが・・・
      前ブログでのコメントの事をおっしゃってるんでしょうか?
      両親に会いに行く設定のお話は前ブログでも書いてますので、紛らわしいとも思いましたが、
      もう少し読み進めて下さると分かってくると思いますが、二人の環境に変化が生じて参ります。
      タイトルとの結び付きなど、全体を通して読んでなるほどね~と思って頂けるような構成にはしておりますので^^;
      最後まで気長にお付き合い下さいませ(^^)

  • 3240

    こんにちは
    お返事ありがとうございます。メールの件ですが、パスワードがわからないのでメールしました。このblogだけ名前を替えています。
    何回か、挑戦しましたが、ダメでした。メールとどいてなかったのかも。blogの返信はじめてだったので。お忙しいと思いますが、メッセージに、パスワード教えていただければ、嬉しいです(めんどくさい奴でごめんなさい)
    今日も、大宮イチャイチャ見れるといいですね!

    • 蒼ミモザ

      3240様、こんにちは。度々ご連絡有難うございます。
      たった今、メールにてパスワードをお送りしました。

      info@sweets-anjel.xyzよりメールが受け取れるように受信設定をお願い致します。

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