暗闇の天使達

暗闇の天使達 9

暗闇の天使達

第9話

 

 

「えっ?それじゃあ、あの結婚って実際にはしていなかったってこと?」
「そうなんだよ。」
「ええっ?それじゃ25周年の前に二宮くんが離婚したというのも・・・」
「うん、そりゃ最初っから籍なんて入れてないわけだからさ。
離婚も何も全部作られた話だったってことだよ。」
「それは全部知ってたの?相葉くん達も・・・」
「ううん。知らなかった。俺らは全部解散してから聞いたの。」
「ええっ?ホントに?」
「世間の目を欺くには先ずは身内からっていうじゃない。」
「徹底してたんだな。でもメンバー内でも気まずかったりしたでしょ?」
「それはね・・・でもさ、俺達その当時みんな適齢期過ぎちゃってたしさ。
ニノがそういう人見付けたのなら仕方ないって思った。
ただね、俺達はリーダーと付き合ってる事は知ってたから、リーダーのメンタルがめちゃくちゃ心配だったんだ。
週刊誌に書き立てられてた頃、あの人本当に自分の事以上に落ち込んでたからね。
ご飯も全然食べれないとか言ってたし・・・」
「二宮君は流石に演技派だけあって、誰も偽装とは気付かなかったよな。」
「よっぽどリーダーと自由になりたかったんだよ。その為なら何でもする覚悟だったんじゃないかな。」
「休止に入ってからは大野くんは何してたの?」
「離島で釣りしたり、アート活動に専念してたみたい。ニノは時々お忍びで会いに行ってたって。」
「へえ・・・こっそりと関係は続いてたんだ?」
「本当は休止に入ったら直ぐに自由に会えるようにしてくれるってユリーさんは言ってたらしいんだけど
思ってた以上にニノの結婚は世間の注目が鎮まらなくってね。」
「そうだよね。暫くネタにされてたもんね。」
「ニノは契約として偽造結婚を承諾したものの、なかなか自由にして貰えないから
ユリーさんに連日早くどうにかしてくれと訴え続けたみたいなの。
それからだよ。ニノの人気を失速させる為にわざとネガティブネタを投下させた。」
「え?そりゃ意味が分かんないな。だって彼は会社に協力して貢献したわけでしょ?どうしてそんな事されなきゃなんないの?」
「だからわざとだよ。結婚発表すればファンは減ると思ってたみたいなんだよね。
でも、それはユリーさんの誤算だった。ニノの人気は衰えるどころかどんどん上がってった。
人気が下降線を辿らない限りは自然にフェードアウトなんて出来ないでしょ。
だからわざとネガティブな情報を作って世間に流したんだよ。」
「あー、そういやあの頃不倫とかの記事凄かったなぁ。あれも全部ガセだったって事か。」
「正解。」
「へえ・・・知らなかったな。色々大変だったんだな。」
「ニノがあんなにメンタル強いとは思って無かったから、何度も励まそうと思って飲みに誘ったりしたけど
そりゃ、リーダーと幸せになる為って思ったら、世間から叩かれようが痛くも痒くも無かったんだよ。」
「そんなに好きだったんだ・・・」
「ねえ。何かとっても泣けるでしょ。」
「ああ・・・だけどアイドルって大変な仕事だったよね?」
「俺は勿論だけど、他の4人も大変っていうより楽しかったと思うよ。」
「だけど結局は25周年の復活ライブを最後に解散発表したわけだよね。」
「もうね、それはね・・・みんないいおじさんになってたし。
五十嵐は大切な宝物として、それぞれ心の中にしまってあるよ。」
「ホント良いグループだったな。俺もそんな五十嵐とちょっとでも一緒に仕事出来て
幸せだったよ。」
「うふふ。ありがとう。倉田さん。」
「そうそう、それで?大野くんと二宮くん、その後は二人で幸せにやってるの?」
「あ・・・うん・・・」

 

 

 

つづく

妄想小説が好きで自身でも書いています。 アイドルグループ嵐の大宮コンビが特に好きで、二人をモチーフにした 二次小説が中心のお話を書いています。 ブログを始めて7年目。お話を書き始めて約4年。 妄想小説を書くことが日常になってしまったアラフィフライターです。

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